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zoom RSS 講演会「5世紀後半の東国を考える」2016.10.8(土)開催

<<   作成日時 : 2016/10/11 22:44   >>

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−埼玉稲荷山古墳と金井東裏遺跡を通して− という副題で、群馬県立歴史博物館館長の右島和夫さんを講師にお迎えしました。共催講演会への参加規定見直しにより、今回から初めて参加者お一人300円をいただくことにした上、直前に激しい雨が降り、参加者数の少ない恐れもありましたが、108名の方が参集されました。
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6世紀初頭の榛名山噴火火砕流で甲(よろい)を着けた成人男性がうつ伏せに倒れた状態で埋もれ、約1500年を経て姿を現したという金井東裏遺跡の衝撃的な発見を中心に、さきたま稲荷山古墳や栃木の摩利支天塚古墳を含めて、5世紀後半の東山道地域に出現した大型の前方後円墳をめぐる壮大なスケールのお話でした。講演は、予定時間をオーバーして参加者を引き込むものになりました。
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遺跡発掘調査の進め方や最新の分析方法を駆使して分かったことなど、興味深い話を次々に披露していただきました。畿内から東山道駅路を通って東国へ移ったと思われる渡来人などの経路も印象に残りました。伊那谷での「馬匹生産」を経て、榛名山北東麓の吾妻川右岸の河岸段丘の第2段に居住した集落に対して、第1段丘面に馬の放牧地があったと推定されるそうです。
また、九州大学の田中良之研究室による人骨の分析によれば、火砕流に埋まった人の内、成人女性が縄文系日本人の特徴を備えているのに対して、甲を着けた男性は、渡来系の特徴を有しているとのこと。
上記の調査の結果から、5世紀後半の日本列島と朝鮮半島との交渉にますます関心が高まります。
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さきたま古墳は我々にとって親しみのある古墳ですが、下野の摩利支天塚古墳も近くの琵琶塚古墳とともに今年2月の友の会主催見学会で訪れたばかりであり、今回のお話は3県にまたがる3つの遺跡群の関連を考える上で大変参考になるものでした。  (nimo)
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