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zoom RSS 目黒川沿いの「江戸名所百景」を訪ねて―「浮世絵クラブ」のまち歩き&見学会(2016/6/24)

<<   作成日時 : 2016/06/29 19:20   >>

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今回は、目黒区の目黒川に沿った地域で、地名をたよりに、かつての風景を訪ねて歩きました。

参加者は20名。目黒駅西口に集合。さっそく駅前から始まる急な坂(行人坂)を下ります。かつて、この付近から眺める風景は雄大に展望が開け、夕陽の名所であったとの説明版が目に留まりました。坂の途中には大円寺があります。遠く江戸城まで延焼したという行人坂火事(明和9年)の火元となったそうで、五百羅漢などもあります。そのすぐ下は目黒川。ここにかかるのが「太鼓橋」(「第111景 目黒太鼓橋夕日の景」)です。建て替えられた橋は当然「太鼓」状ではありませんが、今回の散歩で唯一の「実在物」ですので、ここで記念撮影。

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目黒川におりて遊歩道をゆっくり上流へ。田道橋からまた坂道を登り、「第84景 目黒爺々が茶屋」の舞台へ向かいます。この付近もマンションや住宅地に囲まれていますが、急坂の続く旧道は昔通りのようです。道は狭く、住民は歩くのも大変そうですが、なんとなく浮世絵の雰囲気はわかります(写真下)。当初、行く予定ではなかったのですが、近くということで「第23景 目黒千代が池」の舞台も訪問。団地のわきの崖線が池の名残りだそうですが、雰囲気はまったくありません。こんなに良い地元自慢があるのにもったいない話です。

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さらに、少し歩いて旧参道沿いの「馬頭観音」や「道しるべ」を眺めながら「第24景 目黒新富士」の舞台へ向かいます。ここもまた大変な急坂ですね。崖面に置かれたいくつかの庚申塔がわずかに時代を感じさせます。ここは 目黒の新しい富士塚で、続に「黒新富士(東富士とも)」と呼ばれるようになったそうです。富士塚のあとはマンションになっています。

最後に、目黒元富士(西富士とも)へ向かいます。場所は代官山の交番脇でしたす。またしても、ここでも巨大なマンションが建っていて、富士塚どころか、ほんものの富士山も見ることができないようです。眺望のよい西南向きの台地ですから、江戸の人は富士山を偲ぶ小山を作り人をあつめ、現代のデベロッパーは「眺めのよさ」を売りに高級住宅ビルを建てて入居者をつのる。案外、その発想は似ているのかもしれません。

最後に、この目黒元富士近くにあった「朝倉家住宅」(都の重要文化財)を訪問しました。東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎治郎によって、1919年(大正8年)に建てられた大正期の和風住宅と回遊式庭園を見ることができます。庭園は、かつては富士山をのぞむ眺望を借景にしていたと思われます。この地の移り変わりを感じさせる場所ではあります。

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