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zoom RSS 浮世絵クラブのまち歩き―井の頭池と野川の水車

<<   作成日時 : 2016/04/27 10:43   >>

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広重の大江戸名所百景の中で1点だけ離れた場所にあるのが「第87景 井の頭の池弁天の社」です。この舞台を訪ねて、4月22日、参加者22名。朝9時半に吉祥寺駅に集合しました。まずは、吉祥寺駅から歩いてすぐの井の頭公園へ。正確には井の頭恩賜公園。東京都武蔵野市と三鷹市にまたがる都立公園です。江戸を支えた水道=神田川はこの池から流れ出しています。また、豊かな水の流れる池の中にある弁財天は江戸の人々の信仰を集め、その風景を愛でにくる人々でここは名所になったようです。

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神田川の起点からはいまも音を立てて水が流れ出し、池の中でも湧水が豊富な弁天島付近ではいまでも湧水が流れ、あふれているのを見ることができます。池を一周した後、近くの玉川上水へ向かう途中に「松本訓導受難の碑」があるのを地元の人が教えてくれました。大正時代に玉川上水に落ちた学童を命をかけて救った教師の美談です。

玉川上水の散策路を遡って三鷹駅へ、ここからバスで郊外にある大沢の里へ向かいます。野川ぬ向かい低地に入るあたりから景色が急に田園になります。少し前の純農村地帯だった頃、この付近には数軒の水車農家があり、それを動力とした小規模な工業生産がおこなわれていました。日本中にあった風景なのでしょうが、ここの農家は河川改修が行われる昭和40年代まで現役で操業を続け、いまは地元の方の協力で、保存された水車とその関連設備全体が機能する形態で保存されています(動態保存)。この日はボランテイア解説員に農家の概要と水車の仕組みをお話しいただきました。

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この付近は国分寺涯線と呼ばれる河岸段丘が続く地域で、このため湧水が多いわけですが、そのため古代からの生活の場所ともなり、それを示す横穴墓群が残されています。水車農家を出て反対側の崖の中腹にその遺跡が保存され公開されていますので、ここも全員で歩いて見学。崖の下のきれいな湧水にも感動です。

隣接した調布飛行場の脇にある旧日本陸軍の残した戦闘機用の掩体豪、要するに飛行機の防空壕ですが、これがいくつか残され、「戦争遺産」として保存・展示されていますのでこれも見学。戦闘機「飛燕」の模型も展示されなかなか力の入ったものでした。
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最後にわれわれが降りたバス停近くにある、幕末の英雄・近藤勇の生家跡と墓所(龍源寺)も見学しました。これは下見の時に偶然にわかった史跡ですが、これも含めて、今回のコースは、武蔵野地域の幕末から近年に至るまでの歴史が詰まった歴史の道であることを発見しました。

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