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zoom RSS プレミアム講座(2014年度 第4回) 「竹細工」

<<   作成日時 : 2014/12/16 23:04   >>

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12月3日のプレミアム講座は、「竹細工」です。学習支援担当の主任学芸員 服部武(たける)さんが、江戸時代から化石燃料時代まで生活と生産活動のいづれにも広く使われていた竹細工を具体的に紹介してくださいました。22名の参加者は講師を囲んで実物の出来栄えを見ながらその使われ方に想いを馳せました。
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 例えば、上の写真の籠は一体何でしょうか?
これは、「ナエトリ籠」と言い、これに座って田植えをしたそうです。曲面で体重を受けるため、上体の向きを変えるには好都合で、人手に頼る作業には大変適した形であり、弾力性もあるので、座り心地も上々です。次の写真にある「ざるかご」は、網代底編みと菊底編みとを合体した作りで、丈夫でかつ緻密な大型の器でした。
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 和紙に必要な材料の楮(こうぞ)を入れるカズニ籠や、石を入れて背負って運ぶジャ籠にも上のような籠が使われたようです。
 その他、石炭輸送用の「パイスケ」や蔬菜類輸送用の野菜籠である「ステカゴ」など大量に必要な使い捨て容器として農家の副業にもなりました。笊や籠を編むのは多くの副業農家で人手でなされましたが、竹の素材を割ったり、剥いだりするのは竹割機や竹剥ぎ機など早い時期に技術革新が行われて機械化したようです。竹剥ぎ機のメーカーが身近な所で大宮の大成にもあったとのことです。
 このような竹製品の隆盛も、段ボールとプラスチック容器類の出現により、一気に消滅に向かいました。今は、美術品を見るような感覚で竹製品を見ますが、人が使いやすく持続可能性の高いデザインのヒントを昔の竹製品に求める時代になっているのかなと思います。(nimo)

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