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zoom RSS 「民具、建具、まちの調べ方」拝聴記(その2・建具)

<<   作成日時 : 2007/10/10 17:29   >>

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さて、前回のおすそ分けに続いてどんどんいきますよ。

第2弾は、ものつくり大学横山晋一さんによる「建物を調べる」です。
画像


【概要】
 佐賀県多久市に所在する重要文化財多久聖廟の保存修理事例を見ながら建物を調べる方法を紹介する


実は私、大学時代は文化財保存を専攻していましたので、横山先生の講演においては予備知識がありました。

古建築の保存修復には、解体しながら在りし日の姿を解明していく痕跡調査という工程を踏むことを。

今の建物を考えてみてもわかると思いますが、使われていく間に使いにくいところはリフォームし、古くなったところは修理しますよね。

けど、それが後世に残すべき遺産と判断された場合、その建物が現在に至るまでに経てきたリフォーム、修理の履歴を明らかにして、その建物が最も望ましい形で残っていくように取捨選択して保存する姿を決めていくんです。

たとえば、この多久聖廟においても、一部コンクリートの床があったらしいですが、コンクリートというのは基本的に明治維新以降の新建材なので、このまま残すと誤解を生じる。
だから元に戻しましょうということになる。

このとき「元に戻しましょう」っていう判断を下すための裏付け作業として痕跡調査が必要なんですね。

それから、そういう判断を下すためにはもうひとつ大事なことがあると学びました。

多方面の専門家がこれに関与し、合議によって歴史デザインを決定していくプロセスにこそ保存修復の重要性がある。

ということ。

これは村松貞次郎氏の言葉だそうですが、「保存は遺すという消極的な気持ちだけでなく、創るという積極的な立場でなければ決して成功するものではない」と言われるように、
今の時代の古建築はただそこにあればいいというものではなく、観光資源になったり学術資料になったり、あるいは住んだり、店舗になったり、いろいろな展開があって、攻めの姿勢が大事なんだってことに気付かされたのでした。

ただ守るんじゃない。これからも活用するために守るんだ。

なんて私は受け取りましたけど、皆さんはどうでしょうか。shimo


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